りんごの森の教室の中

りんごの森のミズキせんせい

2012年07月20日 18:51

そういえば、りんごの森の教室の中はこんなカンジです。


今までの“予備校”や“教室”のステレオタイプのイメージを完全に裏切る方向に舵を切りました。

ステキなもの・カッコイイもの・かわいいものを作りたいっていうこどもから大人までが集まる場所を
“教室とはこうあるべき”という枠に収める必要って、ないと思ったんです。

殊更「集中できる事」に焦点を合わせなくても、
りんごの森のような場所に集まるこどもから大人までがみんな、
誰に強いられなくても、夢中で制作するんですから。

そのことを踏まえ、
教室のインテリアデザインを考える際にわたしが軸に据えたのは以下の2点。
1.ちょっと集中力が切れた時に、周りを見渡して、ほっとできる空間であること、
そして、
2.アイディアにつまった時に、周りに刺激をもらえる視覚情報があること、
です。

アイディアを出す空間ですから、天井高もできるだけ高い空間を選びました。
「発想する」ということに、身体的・空間的刺激はとても重要な役割があるんですよね。
それは、いわゆるステレオタイプの会議室では、
なかなかいいアイディアが生まれないこととも大きく関係しています。
“ひらめき”って実は、
こころの状態・身体の状態・環境の状態に大きく左右されているものですから。


さて、話を戻して、りんごの森の空間コンセプトは、
「デザインを自然に呼吸できる場所」

長野ではなかなか中身までは確認できないデザイン本も揃ってマス。





この【笹川 寛司】デザインの本の間から飛び出す動物たち。
こんなちょっとした仕掛けが、通って来る小学生たちの感覚を最初に予想していた以上に刺激しているように感じます。
あえて、「見てごらん、ここに○○があるヨ」なんて言わないんですが、
こどもたちは毎回、何かをみつけては笑顔で報告してくれます。

そういう何かに気づいた時の
「!」
っていう瞬間が、とっても大事なんじゃないかと思う今日この頃です。


【笹川 寛司】:インダストリアルデザイナー
インタビューページ↓
http://blog.koncent.net/?eid=155

★デザインとアートの教室 りんごの森 ウェブサイトURL
http://ringo-no-mori.com

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