りんごの森の春の空間アート大作戦!
2013年04月12日

雪に見立てた真っ白な床の上をこどもたちが一斉に動き出すと、
雪解け水が流れ始め、それはどんどんと勢いを増し、
やがて合流してたちまち大きな川になりました。
川で分かれた5つの島には少しずつ緑の下草が芽吹き、やがて島中を緑が覆います。
そこにクローバーが茂り、花が咲いて蝶々が飛び、
見ていた景色は、真冬から春の野原へとみるみる変化していきました。
たった2時間という時間の中で。
こんなステキな時間を創り出したのは、
3歳から小学校6年生のこどもたちと、
それを率いる班長さんであり、
このワークショップを構想・準備した美大予備校 DESIGN PLANTの春季講座生です。






「こんなこと初めてやるよ」というお姉さんお兄さんと、
「こんなの初めてつくるよ」というこどもたち。
でも、不安そうだったのは最初だけでしたね。
みんなが動き回って床一面をモリモリと草で覆って行く姿には、たくましささえ感じました。

こっそり高校生が仕込んでくれた四葉のクローバーをみつけたこどもたちが、
その在り処をみんなで教えてくれたのも楽しかったです☆

みんな、ステキな時間をありがとう☆
春を先取りしちゃったね。
そして、慣れないグループワークで構想を練って頑張ったDESIGN PLANTのみんな、
こどもたちのお母さん方から、
「うちに帰ってから『たのしかった』ってこどもが話しています。次はいつですか?」
っていう電話をいただいたよ。
がんばってよかったネ!
自分の価値観なんか信じるナってこういうことだよ。
今朝の価値観も、
今日の体験一つで夜には変わってる。
だから、“今”の自分の価値観で、要不要・できるできないを決めないで。
「ホントにできるのか?」
「こういうのニガテなんだよね・・・」
「やったことないし向いてなさそう・・・」なんて思っていたって、
やってみたら、
ほらね、できたじゃない。
それから、
全行程を頭に入れてるがゆえに当日は裏方だった隊長R、
オツカレサン。
みんなが自分の班のこどもたちに「ありがとう!」なんて言われている間も、
隊長は一日裏方仕事で担当のこどもたちがいなかったから、
それを見てるしかなかったよね、
けどね、みんな知ってるよ。
隊長がいなかったらできなかったこと。
あの花やら蝶やらは、そのことへの労いの印だったカナ。
(まぁそうも見えなかったけど。笑)

それぞれ課題もみつかったことでしょう。
でもあえて、反省会はしなかったよね、“成功会”だけして終わりました。
だって、ほんの5日前に出会ってチームになって、
それでもみんなでこんなにステキなことができる。
それって、なかなかいいじゃないか。
